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(更新:12月24日, 2019)
本当に、困りますよね…。
少なくとも私は、そうでした。
無理だよ…と言いそうになる自分と、それは親が判断することじゃない、という2つの考えを頭の中で行ったりきたり。しかも自分は、テニスは遊びで何回かしかやったことがなく、試合なんてしたことありませんでしたから。
いくら考えても答えが出なさそうだったので、ひとまず、
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①どのクラブがいいの?
②週どれくらいやればいいの?
③ラケットはどれがいいの?
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ということをリサーチし、習わせることにしてみました。
①どのクラブがいいの?
- 大会で上位に上がってくる選手が在籍しているかどうか、
- コーチの理念に親と子ともに共感できるかどうか、
- 通いやすいかどうか、
- 月謝は払い続けることができる価格かどうか、
どの選手がどこのクラブに所属してるかどうかは、日本であれば各テニス協会のウェブサイトで大会結果やドローに選手たちの所属している組織名(クラブ名や学校名)が記載してあるので、そこで知ることができます。スイスなら、スイステニスのウェブサイトで各大会の結果やドロー上の選手名をクリックすれば、各選手の登録情報を閲覧することができます。
ちなみに、我が家では、元世界10位のコーチがいて、初心者~プロ志望まで対応でき、ジュニアスポーツ選手の育成理念(発育に合わせた指導ができる)をきちんと持っているクラブを選びました。
子どもがプロになりたいと思っても、プロになれるかどうかわからないですし、やはりスポーツですから、楽しく続けられないと意味がない。ですから、どのレベルを目指すにせよ、特にコーチの人柄はとても大切だと思いました。
②週どれくらいやればいいの?
スイスのU12で全国大会優勝するようなお子さんは、すでに週6で練習していますが、その子たちも、始めたときにいきなり週6で始めたわけではなく、親が元プロだったり、テニス関係者の子どもだったりしたため、幼い頃からテニスコートにいることが多く、必然と遊びも最初からテニスだった、ということが多いようです。
個人差はあるにせよ、小学生高学年や中学生くらいの大分体力がついた頃からテニスを始めるのであれば、初めから週3でも良いかもしれませんが、経験者でも何か月もテニスを休んでいたのに、そのペースでいきなり再開すると、テニス肘(肘の痛み)になったりするので、何事も、様子を見ながら少しずつ始め、徐々に練習量を増やしていく、というのが望ましいと思います。
補足ですが、スイスでは基本、週末にレッスンはありません。コーチの休む権利が守られているからだと思いますが、まれに、プライベートレッスンを入れているお子さんも見かけます。基本週末は、個人で試合に出場したり、友達や家族同士でテニスを楽しむことが多いです。コーチの目を気にすることなく、「自分のテニス」を追及・模索できる大切な時間であるととらえられています。
③ラケットはどれがいいの?
もちろん、信頼しているコーチに聞いてみるのも手です。この場合、コーチの愛用しているブランドのラケットを勧められる確率が高いです。また、たいていのクラブにはスポンサーがついていますから、そのブランドを勧められることとなるでしょう。
びっくりしたのは、初心者で選ぶのであれば、好きなデザインやファッションに合わせたラケットを選べばいいんだよ、とアドバイスしてくれたコーチがいたことです。実際、テニスを始めた頃の我が子は青が好きで、青のウェアを着ていたので、青と白を基調としたラケットを使っていました。好きなデザインであれば、ラケットに愛着が湧き、テニスが楽しくなるのでしょうね。
大きさは、メーカーが身長に合わせて指定しているサイズを選べば良いと思います。
道具にとてもこだわる方も多いのですが、私は、「弘法筆を選ばず」だと思っているので、子どもに好きなラケットを選ばせています。
ついでに靴ですが、いつまで続くか分からなかったので、まずは、スポーツショップで一番安い1500円くらいのテニスシューズを買ってあげました。
こんな感じで私の子どもたちは、好きなラケットを買い、ジュニア育成の理念をしっかり持ったクラブで、まずは週1~2回のレッスンからテニスを習い始めました。
(ちなみにその後、わが子の一人はU12でスイス全国大会予選への出場資格を得て、U14で州大会優勝、現在はU14全国大会優勝者と試合できるレベルになりました。全国大会予選はスイス国籍がないので出場はできませんが、予選出場選手は何人か倒しています。こんな感じでスタートして、ここまで上達したので、すごいなー、と親バカながら、思っております。そして、その子にインスピレーションを与え続けてきたのが、もう一人の子です。テニスのセンスは、もしかしたらこちらの方が上かもしれません。今は、勉強にもっと時間を割きたいとのことでレッスンはお休みし試合には出場していませんが、週末には今でも家族の練習相手になってくれたり、ちびっ子を教えるボランティアをしたりしています。)
どんな子も、テニスに限らず好きなことを楽しく続けてくれれば、それが一番ですよね。
お読みいただき、ありがとうございました。少しでもお役に立てれば幸いです。
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