テニス合宿 in 南フランス!


Photo by スイス便り Blog from Switzerland

こんにちは!

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スイスの春休み
なぜ、南フランスでテニス合宿?
合宿スケジュール
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スイスの春休み

スイスはただいま2週間の春休みの後半です。正確には、Paque Vacanceと言いまして、キリスト教の復活祭です。イースターと言えば、日本でもおなじみでしょうか。隠されたチョコの卵を探すエッグハントは、子供たちに大人気なイベントですね。

スイス人?ヨーロッパ人?はバカンスが大好きで、筆者が住む街の住民たちもどこかしら旅行に出払っています。ただでさえ人口の少ない街なので、さらに街から人も車も少なくなり、より快適になっています。

家族としては何も予定は立てていませんでしたが、二番目の子が二年前からクラブ恒例の、なぜか南フランスでのテニス合宿に参加しました。

余談になりますが、夜のコンタクトレンズを忘れていきました(夜のコンタクトレンズについて詳しく知りたい方は、「テニスのために、オルソケラトロジー。」ご参照)。幸い、バックアップ用の眼鏡は入れていたので、なんとかなるとは思うのですが。

いいですね~私も行きたいです。もちろんついて行きませんが、南フランスは三番目の子が生まれる前には何度か遊びに行ったことがあるので、その時の写真をブログ冒頭に貼りました。

きれいな海ですよね。この時は、確か7月だったのですが、水温はとても低く、泳げませんでした。地中海性気候の地域では、水温があまり上がらないようです。以前住んでいた米国のロサンゼルスやサンタモニカの海もそうでしたね。夏でも、水が冷たすぎて泳げないのです。少なくとも私たち日本人には。だから、南フランスの海も写真を撮っただけで、実際は泳いでいないんですよ。スペインの南の方まで下降しないと、日本人には冷たすぎて泳げないようです。

なぜ、南フランスでテニス合宿?

さて、なぜ南フランスでわざわざテニス合宿をしているのかというと、たぶんコーチの知り合いが南フランスでクラブを経営しており、フランスで合宿した方が、スイスよりも安くつくからだと思います。ちゃんとは聞いたことはないのですが。

でも、だいたい理由はそんなところだと思います。「スイスのジュニアテニス事情」でも書きましたが、スイスは物価が高いので、一年以内の短期テニス留学と言えば、語学留学も兼ねてだいたい皆さんスペインに行かれます。二年以上長期の場合は、母国語がフランス語のスイス人選手は、スイスでトップ選手になれなければ、フランスのテニスアカデミーに行くことが多いです。

往復は電車で、知り合いのクラブで宿泊&練習することで、スイスで同じ内容の合宿をするよりも、フランスの方が安くつくのでしょうね。

また、本来の合宿の目的は、クレーコートシーズンに向けた準備のためでもあります。と言いますのも、スイスはクレーが主流にもかかわらず、クラブのコートはハードコートなのです。これからクレーシーズンですから、クレーコートの会場で集中練習して慣れておく、ということですね。でも、理由がそれだけなら、スイスもクレーが主流ですから、どこか別のスイスのテニスリゾートでも構いませんよね。わざわざ南フランスまで行くのは、やはりコストが安く済むから、ということだと思います。

とにかく、テニス合宿で南フランスなんて、なんて贅沢!本当は、家族旅行で行きたいところですが、家族全員で行く予算はありません。子ども誰かひとりが参加する代わりに、残りの家族はお留守番となりました。

合宿スケジュール 四泊五日

【一日目】
午前 スイス > 南フランス(電車で移動)
午後 街や海岸散策

【二日目~四日目】
起床 ジョギングして朝ごはん
午前 2時間テニス、1時間トレーニング
昼  シャワー浴びて、昼ごはん
午後 2時間テニス、1時間トレーニング
夜  夜ご飯、振り返り、就寝

【最終日】
起床 ジョギングして朝ごはん
午前 2時間テニス、1時間トレーニング
昼  シャワー浴びて、昼ごはん
午後 南フランス > スイス(電車で移動)

大雑把に言えば、こんな感じです。毎日、足がパンパンだったそうです。クレーですからね、足に負担がかかるのですよね。

実は、わが子、出発一週間前の練習で、ふくらはぎの怪我をしました。当初は、肉離れということで、合宿はキャンセルした方がいいかも、という話にまでなりました。

ですが、何も努力せずにキャンセルするのは筆者の信条が許さず、結局ダメ元で、「ジュニアテニスの怪我と対処法」でご紹介したITFのInjury Clinicを見ながら、ふくらはぎの肉離れ(Calf Muscle Strain)のリハビリを試みることにしました。

本当に、このクリニックのページは良くできています。これでお世話になるのは、何度目でしょうか。我が家にとっては医者いらずです。

それにしてもこういうの、自分で進んでやってくれたらいいんですけどね。結局、また筆者が「はい、やろう!」と言ってリハビリプロセスにつきあいました。怪我の痛みはほっとけばそのうち引きますが、その間何もしなければ、全力モードの練習をいきなり再開することはできません。そんなことをすれば、別の部位を怪我しかねないからです。ましてや強化合宿に参加したいのであれば、初日から全力モードの練習に耐えうるよう、怪我以外の部位を鍛えておくことは必須でした。

怪我をしてから最初の二日間は痛みが引くのを待ち、三日目からステージ1のストレッチやトレーニングに取り組み、五日目にはステージ2に進むことができました。ステージ2の最中に合宿に参加したので、もしかしたら合宿中に再度痛めるかもしれませんでしたから、合宿後の試合は、念のためキャンセルしておきました。

結局、合宿中は無事練習をこなせたようです。毎日足がパンパンになるくらい充実した練習ができたようで、何よりです。コーチからも、よく頑張っていたとほめてもらっていました。清々しい、良い表情で帰ってきましたよ。真っ黒に日焼けして…

クラブ仲間のほとんどは、合宿から戻った二日後には試合に出場しています。わが子は念のためキャンセルしてしまいましたが、今週末の試合が残っています。合宿の疲労が激しかったので、丸一日は体を休ませ(昼寝もしていました)、二日目の昨日は、学校のサッカー仲間とサッカーの練習しに行きました(二週間後にイタリア遠征試合があるため)。明日、テニスの練習を再開し、今週末のテニスの試合に向けて調整するとのこと。

二年前、初めて南フランスでのテニス合宿に参加した後、帰ってきた次の週にテニスの試合が入っていたのですが、勝ち進んでいくと疲労がたまり続け、決勝ではとてもしんどそうでした。集中力も落ちていきますし、試合スケジュールをどう組むかは、本当に難しいですよね。結果的に今回は、合宿直後の試合はキャンセルしておいて良かったのかもしれません。詰めすぎると、バーンアウトが怖いです。

明日は、家族練習です。ティーンエイジャー2人の隣コートで、筆者は5歳児の練習につきあいます。まだ5歳なので遊びながら、フォア、バック、ボレー、サーブ、ラリーの練習をやります。早く筆者と試合ができるようにならないかな~と思うのですが(ラリーは数回続きます)、母との練習につきあてくれるのも今のうちと思って、貴重な時間を過ごしたいと思います。

以上、テニス合宿 in 南フランス!について、書きました。

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