④ 新型コロナウィルス、スイスでは。ーロックダウンをポジティブに過ごす

<Photo by Pablo Merchan Montes on Unsplash>

皆さん、こんにちは!

絶賛ロックダウン中のスイスからです。悲しいかな、日々の新規感染者数がロックダウンになってからも全然減りません(涙)。

早くて先週か来週のうちには効果が出てくると期待していたのですが、スイスのロックダウンは、実質3月21日(土)の店内10平方メートル当たり1名に限定した日からがスタートだったのかもしれません。であるならば、やっぱり効果が出てくるのは一ヶ月後くらいでしょうか。

21日を最後にソーシャルディスタンスが徹底されたとして、その日に感染した人がその1週間後の先週末発症し、潜伏期間のうちに人に移していたとすればその人はまた1週間後に発症し…のサイクルが続くわけですから。院内感染、家族内感染、スーパーで並んでいる時が最も感染しやすいとするならば、4人家族であれば、そのサイクルが終わるのに約1ヶ月かかるという計算です。

筆者は、救急車の通り道沿いに住んでいるため、この週末もひっきりなしに聞こえた救急車の音が新型コロナ騒動が落ち着いてもしばらくトラウマになりそうです(涙)。まるで、東日本大震災の余震の携帯アラームのようです。筆者在住の州での感染者数の多さはその救急車の聞こえる回数にだいたい比例しています。ちなみに、本日はきのうよりは少なめ、きっと新規感染者数も少ないことでしょう。

それから、今日からジャズやクラッシックのBGMを流すことにしました。救急車の音が聞こえても、すぐ音楽の世界に引き込まれて気がまぎれるので、おすすめです。

がんがん感染者数が増えているスイス、検査数を増やしたこともあるかもしれませんし(2000-6000検査/日)、なんと既にフランスやイタリアから重症患者を受け入れているとのこと。病床に、余裕がある証拠でしょうか?だといいですね。

さて、この長引きそうなロックダウン生活、ポジティブに乗り切るために実践している方法を筆者なりにまとめてみました。

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① 日々のルーティンをこなす
② 適度な運動を心がける
③ 先のことは考えすぎない!
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① 日々のルーティンをこなす

これは、宇宙飛行士や単独冒険家の方々のアドバイスが参考になります。宇宙船や潜水艇、または、単独航海などの時は、今いる場所以外に逃げ場がありません。解決策の一つは、「目の前のことに集中」することです。日々のルーティンをこなすことで、あまり余計なことを考えなくなります。

筆者は、家族全員家にいることで、3食準備、末っ子の面倒をみるだけで1日が終わっていきます。本を読んだり、歌の練習をしたいと思っていたのですが、思いのほかロックダウン生活は忙しく、あまり新しいことに挑戦できる時間が捻出できていないのが残念です。もし、ご自分の時間が取れるなら、是非、新しいことに挑戦してみてはいかがでしょうか。

見たかった映画を見る、始めてみたかった趣味を始める(歌、楽器、絵を描く)など。実際に、筆者の友人でこれを機にピアノを習い始めた人がいます。演奏会楽しみにしているよ!とエールを送っておきました。

ちなみに、筆者の住む街では、毎晩9時になると住民がバルコニーに出て、医療従事者の方々に敬意を表して拍手をするイベントがあります。行きゆく車もクラクションを鳴らし、トランペットやタンバリンの音なども時折混じります。筆者にとっては、この時間が日々のルーティンに組み込まれており、ストレス発散と「あ、ご近所さん、今日も元気なんだな。」と安心するための儀式となっています。

先程、宇宙飛行士と書きましたが、実は筆者は、絶対に宇宙に行きたくないと思っていますが(残念ながら映画「エイリアン」を幼い頃に見てから…)、漫画「宇宙兄弟」が大好きで、まさに彼らの生活はロックダウン中の生活を彷彿させるなぁと思いここ数日読んでいました。限られたメンバーとの生活、限られた食料、自由に外に出られない環境。しかも、宇宙は実際に外に空気がありませんし、食料を現地調達することもできません。それを考えると今のロックダウンは、食料はスーパーに行けばほぼ手に入りますし(都度、完全防備しなくてはならないので行くのが手間ですが)、家の外へ一歩出たら死んでしまうという状況ではないので、かなり恵まれていると考えられます。ものは、考えようですね!

また、10年くらい前に見た、キムタク主演の「宇宙戦艦ヤマト」では、冒頭部分で主人公がマスクを装着してから船外に出るシーンがあります。外は放射線で汚染されているため、マスクをしなければならないからです。私たちがいる世の中は、そんな状況でもありませんので、外でジョギングもできる今の環境は、宇宙船や潜水艦の中よりは全然恵まれている、と筆者は思うことにしています。

② 適度な運動を心がける

適度な運動は、ストレスを軽減させるための脳内物質セロトニンを増加させます。理想としては、30分間の有酸素運動を3回/週だそうですが、日光浴でもセロトニンが分泌されるそうですよ。

ただ、フランスやイタリアでは外でのジョギングもままならなさそうですし、天気が悪い日もありますよね。そのためか、新型コロナウィルスの騒動が始まってから、以前書いた記事の「【保存版】雨の日でもできる、室内エクササイズ(動画+)」へのアクセス数が増えています。世界中で引きこもり生活が始まってしまったので、少し皆さんのお役に立てているのかな、と嬉しく思っています。ちなみに、今朝も筆者はラジオ体操とダンササイズをやりました。昨晩は、ヨガをやっています。

この他、末っ子のダンススクールが無料でInstagramやFBで様々なジャンルのオンラインダンスレッスンをやってくれていますので、とりあえずその時間になるとTVに映し出してオンエアーしています。誰かとリアルタイムに繋がっているっていいですね。

③ 先のことは考えすぎない!

筆者は、必ずこのロックダウンが解除されると希望を持っています。もしかしたら、ワクチンができるまでの一年後かもしれませんが。それでも、必ず終わりは来ると信じていますので、あまり不安を感じずに1日1日を過ごすことにしています。

収入が滞る方は、あまり心配しすぎるのではなく、失業手当の申請をするなり、行動を起こした方が良いかもしれません。ちなみに、スイスでは、テニスのコーチやフリーランスの方々も失業手当を申請することができます。

先のことを考えすぎて不安になることを「先取り不安」と言いますが、筆者も以前はそんな傾向がありました。中学生くらいからでしょうか。ですが、先取り不安をするとそこから前に進めなくなり、事態が好転するわけでも、何か良ことが起きるわけでもありません。それよりも、つかめたはずのチャンスを逃してしまったりするので、マイナスだらけです。「先取り不安」をしても、あまり良いことがなかったので、今ではほとんど先取り不安はしなくなりました。今あるもの(家族、こもる家、食料など)を数え、ないもの(新型コロナのワクチン、友人とのテニスなど)は数えなくなりました。

でも、もしこのブログを読んでくださっている方々で先取り不安を感じている方がいたら、具体的に何に不安を感じているのか、ノートに書き出してみるのも良いかもしれません。そして、それに対する解決策を考えて実行してみてはいかがでしょうか。もし、それが将来的な不況による就職難であるならば、どういったスキルや知識なら将来必要とされるのか、ご自身で研究して、そのスキルや知識を今の時間を使って身につけて行くのも手だと思います。

筆者も、大学院を卒業して就職した年は、バブル直後の氷河期でした。でも、当時は怖い物知らずでしたので、就職難に直面したことはあまり覚えていないのですが、ひたすら未来を見据えて希望に満ちていた記憶だけが残っています。希望のともし火を決して自分から消さないでください。筆者も再就職に向け勉強中ですし、とてもすごく難しくなることは覚悟しています。でも、必ず経済はまた上向くと信じています。といいますか、私たち1人1人が経済を再建する努力をしなくてはいけないな、と思っています。

一つ、今回の新型コロナ騒動がもたらした良いことと言えば、経済活動が一時的に止まったことで都市部の空気やヴェネチアの水が綺麗になったことかもしれませんね。インドでもロックダウン後の空気が相当きれいになるのではないかと期待されています。私たちが再起する時には、この綺麗な空気や水のまま、一緒に立ち上がって行けたらいいですね。


油断は禁物ですが、このウィルスは、積極的に回避することが可能です。世界中で、ただ引きこもっていればいいわけですから。最前線にいる医療従事者やスーパーの従業員の方々には感謝しかありません。この騒動が終わったら、新しい生活習慣、価値観が生まれてくるかもしれませんね。東日本大震災で関東の人たちの意識が変わったように。

ロックダウン中は、同居している家族はもちろん、離れている家族やお友達とたくさん話してください、オンラインで。また、人に役立つことをたくさんしてください(今は家にこもること?)。人とつながり、人の役に立つことは、ご自分のストレスを軽減させます。ご興味ある方は、ケニー・マクゴニカルさんの「ストレスと友達になる方法」をぜひ見てみてくださいね。



最後に、この度、お亡くなりになった志村けんさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。筆者は、ドリフターズ世代です。わが家の末っ子は、「志村どうぶつ園」大好きです。今はまだ、末っ子に志村さんが亡くなったことを伝えることはできません(筆者が泣いてしまいそうだから)。できれば、ロックダウン解除後にしたいと思っています。

悲しみと悔しさをバネに、皆で乗り越え、進んで行きたいと思います。

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